skyfreee log

作品作ったり、楽しいことに足をのばします

好きだった年下の男の子の話。 【世の中のために、僕らは生きてるわけじゃない】

恥ずかしながら東田直樹さんについて初めて知った。

自閉症で作家という彼の経歴に、私はとある男の子のことを思い出した。私の親戚で自閉症だった年下の男の子。

 

今はこの世にいない男の子。

 

とても優しい子で、小さい頃仲が良かった。ろくに会話も覚えてないけど、傍にいてほっとする子だった。恋心とかではなく、人としてとても好きだった。

 

人の為に役に立ちたいといって死んでいった。自分で、自分を責めて。おそらく、自ら命を絶った。

 

人の役に立たなくていいから生きて欲しかった。また、会いたかったよ。

 

私の周りの子で、優しい子が多く必死に生きて、「世の中の役に立ちたい。社会のためになることをしたい」と尽くして、ボロボロになる子がいる。

 

そんなボロボロになる前に、自分に優しくしてほしい。ずるくていい、みじめでもいい。周りに立って迷惑をかけてもいいと思う。

 

世の中の為とか、人の為とかいいから生きるのが辛い時は、ともかく生きてるだけでいいと思う。

ダメだって言う人がいるかもしれないけど、そんな人の話は聞かなくていい。そんな人の話を聞いたら、きっと君は自分を責めるから、もう自分を責めるのは辞めていいと思う。

 

それよりもゆっくり、自分を癒して欲しい。

 

そして、元気がでたらまた好きな人に会いに行こう。好きなことをしよう。好きなものがないなら、好きなモノを作ろう。

せっかく、生まれてきたのだから。

 

そんな話を彼としたかったなぁ。

bigissue-online.jp

bigissue-online.jp