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作品作ったり、楽しいことに足をのばします

(発想メモ)クトゥルフ神話とか、現代のシェアやFREEについて推論(まとまってない)

 最近一部でちょっとしたブームなラヴクラフトが作った、クトゥルフ神話

↑こういう企画がされてるのは、クトゥルフ神話ファンとしては楽しいものです。

 

まあ正確にはクトゥルフ神話TRPGのブームですかね。

 

 このツイ―トは物凄く納得。

 

そもそもラヴクラフト氏って誰? クトゥルフ神話って何よって人にはこちら。↓

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト - Wikipedia

「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」などと呼ばれるSF的なホラー小説で有名である。「H・P・ラブクラフト」と表記されることも多い。また文通仲間の間では「HPL」と呼ばれていた。ラヴクラフトの死後、彼の小説世界は、自身も作家である友人のオーガスト・ダーレスによりダーレス独自の善悪二元論的解釈とともに体系化され、クトゥルフ神話として発表された。そのため、ラヴクラフトクトゥルフ神話の創始者とも言われる。ただし、ラヴクラフトの宇宙的恐怖を主体とする小説世界を原神話ラヴクラフト神話と呼び、クトゥルフ神話と区別することもある。

スティーヴン・キング菊地秀行など人気作家にも愛読者は多く、(フォロワー達による創作も含めて)アメリカの怪奇・幻想文学の重要な担い手と評される事も多い。一方風間賢二は、あくまで学問的な研究書では触れられない大衆小説家であって、文学者としては「独りよがりの三流のポー」に過ぎず、「愛読者はセンスに問題がある」としている

 

 まあ物凄く簡単にいうと、クトゥルフ神話はアメリカの作家さん達が創作した(ホラーな)神話です。で、ラヴクラフト氏はその神話のメイン創作した人みたいな感じです。

(神話とあるためギリシャ神話・日本神話あたりと同じと勘違いする人いますが、違います。架空の神話です。神々しい神を想像してはいけません……)

が、創作の世界では影響力が大きく、かのスティーブン・キング氏も愛読、今日本でも売れっ子の宮部みゆき氏も影響受けてる作品があったり凄いな―と。

 

クトゥルフ神話に影響を受けた作品一覧 - Wikipedia

Category:クトゥルフ神話を題材とした作品 - Wikipedia

matome.naver.jp

 

そもそもTRPGが分からん。って方はこちら↓

matome.naver.jp

 

ラヴクラフト氏の功績は凄いんですが企画、編集としてオーガスト・ダーレス氏はかなり優秀ですよね。

matome.naver.jp

 

なんかこう、一人が想像した作り話をまるで実話かのようにし、様々な人が設定を共有し、面白がるって凄い現代的だな―と個人的に思います。

だって1920年前後にアメリカの作家さん達が作った作品の設定が、2015年の現代日本でも面白がられるって凄いことだと。

自分は最近知ったので(2014年冬。ホント最近のため、)まだまだ勉強中なんで詳しい人ごめんなさいですが。設定自体に著作が無いってのは結構面白いです。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp ↑より引用

一般的な小説であれば著作権侵害ともなりえる内容なのですが、特殊なケースです。

元々は、友人知人の作家達の中での設定の「貸し借り」として行われました。
後に広く設定を利用して良いという見解が出ています。
このような方式をシェアードノベル(シェアードワールド)などと呼び、欧米では比較的、行われるものです。出版社が企画することもありますし、日本でも同様の形式のものはあります。

クトゥルフもの」を創作すること自体は、違法性はありません。

しかし、これらの物語の「設定」に関しては、利用が認められますが、作品そのものの著作権はあります。

 

 

シェアード・ワールド - Wikipedia

小説などのフィクションにおいて、複数の著者が同一の世界設定や登場人物を共有して創作する作品群。または、世界設定を共有する行為、共有された世界設定。シェアワールドとも呼ばれる。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

↑より引用

・ちゃんとした情報
クトゥルフ神話に絶対的な設定なんてありません
大元である、ラヴクラフトと友人たちの間でさえ定まっていません
何でもありです
シェア・ワールドで無く、シェア・ワードっていうのは言い得て妙ですね

 

 

良くも悪くも設定に隙があり、その分様々な人が想像性を働かせて自分なりの世界を表現してるって面白いと思います。

 

これだけつじつまの合わない設定が有象無象生まれ、その世界観や作品に対し賛否両論があるってことはそれだけ面白がってる人が多いってことですからねぇ。

 

クトゥルフ神話の楽しまれ方って↓ここらへんを思い出すんですよね。

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Amazon.co.jp: シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略: レイチェル・ボッツマン, ルー・ロジャース, 小林 弘人, 関 美和: 本

 

 

いや、実はクトゥルフ神話TRPGの本買おうかなーと思ってたら一時期値上がりして、8,000円代だったんですよアマゾンで!!(今は元値に落ち着いてます)

 

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いやもーなんか凄くないですかこれ。物が売れない時代に、値上がりしてるって!!

しかも凄いマニアックなのに!

 

しかしオーガスト・ダーレス氏の功績はクトゥルフ神話だけではなく、幻想文学で様々な実績を残したそうな。↓詳しくはこちら。

 

d.hatena.ne.jp

 

現代のオーガスト・ダーレス氏を求めたいとこです。

それにしても最近読みたいものの原文が全部英語で辛い。すみません英語勉強します。。

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そういや、どこで見かけたが忘れましたが、クトゥルフ神話は確かに架空の神話ですが、日々人々の中で作られるわけで。そういう意味では生きた神話だ!と書いてるのを見かけて妙に納得しました。

 

架空の世界でも、様々な人々の意識の中で認識されたらそれはある意味確かに在り、そして生きた世界かと。単純に凄い面白いなーと思います。

 

そうやって、皆に楽しんでもらえるものを作ってみたいってのが、クリエイトの世界のはしくれにいる者からすると憧れだったりします。(まあドラクエをつくりたいってのと似てます。厳密には違いますが、まあそれは追々)

現代のラヴクラフト氏になりたいとこです。(けどリアル発狂はあまりしたくないですね。ラヴクラフト氏、精神病んでた時期ありますが)

あーいや、仕事はまだ溜まってるのですが、最近ずっとこんなことばっかり考えて、書きたかったので書けてようやく脳内すっきり、ストレスも発散出来ました。ふー。

 

仕事じゃない文章で、これだけの長文書く(っても引用が多いですが)の久々です。体力も気力も尽きましたが、後悔は無いです。内容まとまってないですが。

 

最後にこちらを紹介しておきます。

ラヴクラフトが没した際、生地プロビデンススワンポイント墓地にあるフィリップス一族の墓碑にラヴクラフトの名前が記載されたものの、彼自身の墓碑は作られなかったため、1977年にこれを不満とするファンが資金を集めてラヴクラフトの墓石を購入した。墓碑には生没年月日と彼の書簡から引用した一文「われはプロビデンスなり("I am Providence"、神意(Providence)と終生愛したプロビデンスをかけた洒落)」が刻印されている。また、しばしばラヴクラフトの墓を訪れたファンが『クトゥルフの呼び声』(初出は『無名都市』)から引用された以下の四行連句を墓碑に書き込んで行く。

"That is not dead which can eternal lie,

And with strange aeons even death may die."

『其は永久に横たわる死者にあらねど、

測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるもの』大瀧啓裕訳)

 

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト - Wikipedia より引用

 死んでも、彼は人々の間で生きてるのです。

 

そして彼の創作の着想は、ある意味現代のクリエイターが目指すべきところではないかと思います。

 

創作の表層は真似されても、発想の着眼点はマニアックであればあるほど、真似しにくく奪えないものですから。

 

追記

nocturnetsukubane.blog.fc2.com

翻訳について、色々比較があったのでこちらも良ければ参考に↑

 

 

更に追記

長々と書いてますがもっとクトゥルフ神話TRPGが流行って、遊ぶ人口が増えたらいい!!遊びたい!!!と言う願(欲)望が元です。 そして睡眠時間が消えました(こわい)