文章からの転換
変わりゆく季節のように、人も変わる。
最近作ってみたいもの、表現したいものがどんどん文章、言葉だけでは足りなくなってきた。
元々絵や映像を見るのが好きだったし、文章よりも絵が好きだった。
ただ元々美大を目指すには画力や学費の問題で、絵を諦め次に好きなモノたちを選択していった。
最近とある編集部から、過去に書いた小説を目を通してもらう機会があった。
そこそこ評価を頂きWEBでうまくいけば、連載にも乗れるかもしれない。
ただ、なんとなく自分が読者に見せたいものが言葉だけでは、足りないような気がしてきた。
文章力の問題もあると思うが、それだけではないと思う。
日本語そのものまで勉強して、ようやく気がついた。
(NYから帰国して、そのまま日本語教育能力検定の勉強してました。日本語の構造については少し理解できたと思う)
あと、ここらへんを友人と話す機会があり実感した。
言葉だけでは足りないのだ。
物語の奥の生々しい人の声や息遣いを再現したい。目を奪うような素晴らしい景色を見せたい。
現実を忘れて没頭するような、先ほどまで死を考えていた人間が死を忘れるようなものを作りたい。
目指すところは難しいけど、ようやく最近落ち着いて自分の作りたいものを作れる環境になったと思う。
文章から、絵、造形の方に制作するのは変わっていくだろう。目標とするところはあるが、多分手を動かすことで色々相性が見つかるような気がする。
良くも悪くも人に引きずられ、様々なモノと出会い、見る機会に恵まれた。
試すものは色々あるだろう。
あとは、つくるだけだ。物書きからは離れると思う。
まとまらないまま、ここに備忘録。
そうそう、旅行の時に撮影した写真を使って簡単な映像は作りたいと思う。
まずは簡単なところから、少しずつ。